年収てどのくらいあればいいの?
こんにちは。管理人Lです。
さて、今日は前回の「フリーランスの年収ってどのくらいなの?」の続きを具体的にお話したいとおもいます。
先日、ランサーズ株式会社から2018年のフリーランス実態調査が出ましたね。
去年と比べても色々な働き方でフリーランスをされる方の人口が増えています。
フリーランスにおける経済規模の初の推移も20兆超え
副業系フリーランスの人口は744万人。経済規模は7兆8289億円
すごいですね!
とはいえ、ここでの自営業系独立オーナーをされている方の年収平均は
やや低めに感じました。60%以上の方々が年収400万以下て。(これって経費とか抜いた額ですかね・・?もしかして税金対策なのか・・?)
会社員で年収400万といえば30前後の方々くらいの平均年収でしょうか。
一見、十分な額に見えるかもしれません。
ですが、忘れてはいけません。会社が負担してくれている税金の額を。。
ここでざっと会社員と個人自営業者とも税金額を比べてみたいと思います。
[会社員:例]年収400万で月々25万収入ボーナス夏冬50万づつ/目安
毎月引かれる額
・労災保険:¥0(会社負担¥750)
・健康保険¥12,961(会社負担¥12,961:会社が入っている組合によって額は違う)
・雇用保険¥1,350(会社負担¥2,125)
・厚生年金¥22,716(会社負担¥22,716:国民年金と2階建なので、将来もらえる年金額が大きい)
合計:本人負担¥36,927(月々)
ボーナスにもこれらの支払いがあるので、夏冬のボーナスを合わせて100万だとすると、
¥20万くらい引かれます。
さらに、所得税と住民税がひかれます(内容により額が異なります)
ここでは仮に26万にしておきます。
年間金額をざっと計算すると
合計:¥903,124
これを会社員でなく自営業の方だと額がいくらになるのか見ていきたいと思います。
月々のお給与制ではないので、年間総額をばばーっと出しちゃいますね。
[自営業:例]年収400万(課税所得)/目安
↑(※売り上げから経費および青色申告特別控除(65万or10万)を引いた額
・所得税:¥372,500
・住民税:¥406,500
・事業税:¥74,000
・国民基礎年金:¥192,000(会社員と比べると将来もらえる額が小さくなります)
・国民健康保険:¥240,000(自治体によって異なる)
合計:¥1285,000
会社員の頃とくらべて約30万ほど上がりましたよね。
しかもこれ、怖いのが課税所得が400万というところに注目して欲しいのです。
実際かかった経費(事務所代や光熱費、その他打ち合わせ費用など諸々)を引いた金額なので、
総売り上げはもっと稼がねばならんということです。。
私自身、月々の収入が安定していない&貯金も無いころは本当に苦しかったです。
今月10万も稼げていない!
でも家賃、光熱費、保険の請求は止まらず毎月やってくる!こわい!みたいな。
お恥ずかしい話、一度住民税で差し押さえを経験しました。。
なので、確定申告する際にはこの税金額を下げまくるために
年間売り上げから経費を引きまくって課税所得をできる限り下げることを覚えました。
友人に実際に年収はいくらだったの?ときかれても恥ずかしくて言えませんが。。
ということで、もしこれから事業を立ち上げられる方々で、
売り上げ目標を今のお給与ベースに考えておられる方はこの辺りも考慮してみてください。
0コメント